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インフォメーション

2019

10/25

ボランティア参加者の声⑰

ボランティア参加者の声

先日、東京の私立高校の2年生21人が、「研修旅行」と銘打って大阪のあちこちを回るツアーの一環として、ふーどばんくOSAKAにやってきました。担当スタッフが中心になって施設見学や食品ロスについてのDVDの視聴、資料に基づいて取り組みの説明を行うなど、充実した内容の研修会となりました。

2時間のプログラムのうち、2グループに分けて25分ずつ、私も話をさせていただくことになり、社会情勢や日々の活動についてはスタッフが資料も用意して説明することになっていたため、私は「子どもの貧困」について話をしました。

「『7人に1人が貧困』ということは、みなさんの中にも1人か2人、いるはずなんだけど…。」と言うと、高校生たちはキョトンとした表情。そこで、「もしこの中にいないのだったら、その分、都立高校なんかに集中しているのかも知れないね。」と話すと何人かがうなずいてくれていました。

後で感想を書いてもらったのですが、その中に「(前略)小・中学校で給食費が払えない子がいたので、食品ロスをなくすためにも(消費期限の迫った食材を)学校で引き取って給食費を無償化にしたらどちらも助かると思います。」と書かれたものがありました。実現するかどうかはさておき、こうした現実に関心を持つことが、社会や自分の生活を見つめることにつながるはずです。高校生たちは、授業の一環とは言えフードバンク活動に関する事前学習にはあまり取り組んでいない様子でしたが、それでも1人ひとりに、ふーどばんくOSAKAの取り組みの大切さが伝わったと思います。

当日の配送は他のボランティアさんにお願いして取り組んだ研修会でしたが、若い人たちにはこれらの社会問題に関心を持ってもらえた、有意義な時間となりました。